こんにちは、藤野雄太です。
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日本銀行は19日、マイナス金利政策を中心とする大規模な金融緩和策をやめることを決めました。
金利とは貸したお金に対する利子の割合です。
民間の銀行が日銀にお金を預けても利子がもらえず、逆に減っていく仕組みをマイナス金利といいます。
なぜ、日銀はマイナス金利をやめたのでしょうか?
【2024/3/20 朝日新聞】
Q 日本銀行の大規模な金融緩和(きんゆうかんわ)とは?
A 世の中に流れるお金を増やして金利を低く抑(おさ)え、企業(きぎょう)の投資や家計の消費を促(うなが)す政策だ。
第2次安倍政権がアベノミクスの「3本の矢」の一つに掲(かか)げた。
企業は通常、銀行からお金を借りて工場を建てたり、新商品を開発したりしている。
住宅や車を買う人も金融機関からお金を借りることが多い。
金利の負担を軽くすることで、こうした経済活動を活発にし、景気を良くする狙(ねら)いがあった。
Q 具体的に何をした?
A 日銀は2013年、2年で物価上昇(じょうしょう)率2%の達成を目指すとして、国の借金である「国債(こくさい)」や、様々な会社の株を束ねた金融商品「上場投資信託(しんたく)(ETF)」を大量に購入(こうにゅう)し始めた。
16年には、日銀が銀行からお金を預かる際の金利の一部をマイナスにする「マイナス金利」を導入した。
Q 効果はあったのか?
A 金融緩和は円安につながり、企業の業績や株価を押(お)し上げた。企業の資金繰(ぐ)りを助け、個人も住宅ローンを組みやすくなった。
【語句と意味】
★金利(きんり) : 貸(か)したり、借(か)りたりお金(かね)の利子(りし)。
★利子(りし):金(かね)を貸(か)したり、あずけたりして得(え)るお金(かね)。
★日銀(にちぎん): 紙幣(しへい)をはっこうし、一般(いっぱん)の銀行(ぎんこう)に融資(ゆうし)をおこなう銀行。
*例解新国語辞典(一部改編)
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