こんにちは、藤野雄太です。
本日の授業動画はこちら!
オリンピックはゼウス神に捧げるオリンピア祭りが起源です。
ということで、今週の探究授業はギリシャ神話がテーマ!
大地の神様ガイアと天空の神様ウラノスは、
クロノス(ゼウスの父)、一つ目の怪人キュクロプス、ヘカトンケイルらを産みました。
しかし、父ウラノスは容姿が醜いキュクロプスらを嫌いました。
また、将来自分を裏切るのではという恐れから、
キュクロプスとヘカトンケイルをタルタロス(冥界)に閉じ込めてしまいます。
これに怒った母ガイアは、クロノスに命じてウラノスを退治させます。
新たに王となったクロノスは、
父ウラノスから「お前も将来子どもたちに裏切られるだろう」という予言を聞かされます。
そのためクロノスはレアとの間に産まれた子どもを次々に飲み込みました。
これ以上自分の子どもが飲み込まれるのを許せない母レアは、
機転を効かせてゼウスが飲み込まれるのを防ぎ、クレタ島に隠し育てました。
大人になったゼウスは、 クロノスらティタン親族との戦いに挑みます。
ティタノマキアの勃発です。
叔母ガイアの助けを得たゼウスはティタノマキアに勝利。
クロノスたちをタルタロスに閉じ込めます。
ティタノマキアで勝ったゼウスらオリンポス12神は、
順調にこの世を支配したかに見えましたが、
やがて、壮絶な戦い「ギガントマキア」が始まります。
ガイアはゼウスにクロノスらをタルタロスから出すよう命じますが、
ゼウスは拒否します。
怒ったガイアは巨人ギガンデスにゼウスらを始末するよう命じます。
ギガンデスは山や島を投げるつけることができるほどの怪物です。
さらに、ガイアはギガンデスにある仕掛けをしていました。
それは、神様には絶対にギガンデスを殺すことができないという仕掛けです。
ゼウスらは、いくらギガンデスに攻撃をしても倒すことができません。
困ったゼウスは、ある秘策を講じます。
神様と人間のハーフである半神半人のヘラクレスを生み出したのです。
神様ではないヘラクレスが放った毒矢が、
ギガンデスに止めを刺し、何とかゼウスはこの戦いに勝利しました。
さらに怒ったガイアは、
今度はギリシャ神話で最強の怪物テュポンを引き連れ、
ゼウスらオリンポス12神との戦いに挑みます。
テュポンはガイアとタルタロス(冥界の神)の間に生まれた子どもで、
頭は天まで届き、両腕は世界の果てまで届く巨人です。
体からは100の蛇が生え、目からは火の光線を放つまさに最強の怪人。
テュポンに恐れたゼウス以外の神たちは、
動物に化けてエジプトに逃げ出してしまいました。
ちなみに、エジプトの神様が動物の姿をしているのはこのためです。
さすがのゼウスもテュポンには勝つことができず、
手足の腱を切られ、武器を奪われ岩穴に閉じ込められてしまいます。
このピンチを救ったのが、
ゼウスの子どもで泥棒・旅行・商売の神様ヘルメスです。
ヘルメスは生まれたその日にゆりかごから飛び出し、
アポロンの牛を盗んだという盗みの達人です。
羊飼いに見つかったヘルメスは、
羊飼いを買収し泥棒を成功させ、無事ゆりかごに戻ります。
ゆりかごの中で母親に、
「泥棒は最高の仕事だ。僕は泥棒の神様になるよ」と宣言しました。
しかし、この後羊飼いの密告で、
ヘルメスが犯人であることを知ったアポロンはヘルメスを問い詰めます。
ヘルメスは赤ちゃんであるにも関わらず泥棒を認めません。
それどころか、音楽の神であるアポロンに竪琴(楽器)をプレゼントします。
アポロンは大喜びし、ヘルメスを許します。
ヘルメスは泥棒の神に加えて、商売の神にもなったのです。
話をゼウスに戻します。
ゼウスの救出に来たヘルメスはゼウスの足の腱と武器を発見し、
ゼウスは復活に成功し、テュポンとの戦いが再開。
テュポンは確実にゼウスに勝つために、
運命の女神モイライを脅し「勝利の果実」を奪います。
しかし、勝利の果実を食べたテュポンは、たちまち弱っていきます。
なぜならば、モイライが渡したのは、
「勝利の果実」ではなく「無常の果実」だったのです。
弱ったモイライはエトナ火山に逃れますが、
ゼウスに埋められてしまいます。
こうして、ゼウスは真の王に君臨しました。
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