こんにちは、藤野雄太です。
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日本経済新聞社が2022年上期の日経MJヒット商品番付をまとめました。
東の横綱は「値上げ消費」、西の横綱は「リベンジ消費」です。
今回のヒット番付で明らかになったのは、時代は「巣ごもり消費」から「巣立とう消費」に移行しているということです。
ここを突いた商品がヒットしました。
「巣立とう消費」とは、まだ安全に巣立ってはいないのだけれども、巣ごもりから巣立ちへの過渡期にあたる消費のことです。
「巣立とう消費」のポイントは3つあります。
(日経新聞HPより)
①内から外
②デフレからインフレ
③新旧入り乱れ
では、1つずつ見ていきましょう。
①内から外
コロナ禍で「内」にいた人たちが最近は積極的に「外」に出るようになってきました。
みんなの周りでもアウトドアや旅行が徐々に復活しているのではないでしょうか。
ここでヒットしたのは、
・リベンジ旅行
・電動キックボード
・真空断熱炭酸ボトル
(ビールや炭酸水を冷たいままアウトドアに持ち運べるボトル)
・ディズニーランドのプレミアアクセス
(1回2,000円で待たずにアトラクションを利用できる)
・Miles
(移動距離に応じてマイルが溜まり商品やサービスと交換できるアプリ)
などです。
②デフレからインフレ
原因は原油高と円安なのですが、
所得が上がらないのに物価が上がるので必然的に安いものがヒットしています。
・銀座ダイソー(100円ショップ)
・価格添えおき商品(プライベート商品)
などが代表例です。
ダイソーが銀座に出るなど昔では考えられないことでした。
学習塾業界でも安さを売りにしたスタサプが絶好調ですが、この勢いはしばらく続きそうですね。
③新旧入り乱れ
昭和、平成などレトロ系のものを新しく編集して生み出したものがヒットしています。
・ルーズソックス
・シンウルトラマン
・平成ギャル文化
・0秒チキンラーメン
歴史で例えれば今は貴族政治の平安時代から武家政治の鎌倉時代への過渡期にあたる平家政権といったところでしょうか。
みなさん小中高生が歴史の教訓から生かせることは2つあります。
1つ目は、
平家政権が貴族、武家の両面を持ち合わせていたように、
「巣立とう消費」も「巣ごもり」と「巣立ち」の両面があります。
したがって、どちらかに完全に寄ってしまうとヒット商品にはならないでしょう。
2つ目は、過渡期政権は長くは続かないということです。
いつ消費における「壇ノ浦の戦い」が起こるかはわかりませんが、
おそらく近い未来に起こり「巣立ち消費」に変わるはずです。
ですので、ロングヒット商品ではなく短い期間でのヒット商品を狙うべきです。
【日経新聞 2022/6/8】
日本経済新聞社は2022年上期(1~6月)の日経MJヒット商品番付をまとめた。東の横綱には、歴史的な値上げが相次ぐ食品や日用品などで低価格商品が売れた「値上げ消費」を選んだ。
価格据え置きを宣言したプライベートブランド(PB)やディスカウント店が消費者の節約志向をとらえて売り上げを伸ばした。
西の横綱は新型コロナウイルス禍で抑えられてきた旅行意欲が再燃する「リベンジ旅行」。
日常で積み重ねた節約や我慢を旅行で発散させるメリハリ消費の傾向が強まっている。
【語句の意味】
★消費(しょうひ): 費やしてなくすること。つかいつくすこと。費消。
★番付(ばんづけ): 歌舞伎俳優・力士その他について、位付けしてその名を順に記したもの。
★巣立ち(すだち):雛鳥が成長して巣を離れ出ること。転じて、子が親の養護を離れて独立し、または学業をおえて実社会に出ること。
[広辞苑 第七版]
【探究テーマ】
2022年上期ヒット商品のポイントは
①内から外
②デフレからインフレ
③新旧入り乱れ
の3つでした。
このことを踏まえて、2022年下期のヒット商品を考えましょう。
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