こんにちは、藤野雄太です。
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日本時間の今朝、メジャーリーガー大谷翔平選手が満塁ホームランを打ちましたね。
しかも2打席連続ホームラン!
日本から遠く離れたアメリカでの試合ですが、生中継が当たり前の今の時代、私たちはリアルタイムで試合を楽しみことができます。
いったい、どうやって外国での試合をライブ中継しているのでしょうか?
それでは本日の新聞記事を読んでいきましょう。
【2022/5/7 日経新聞】
からすけ 米大リーグの大谷翔平選手ら日本人の活躍が毎日ニュースで取り上げられているね。でもどうやって海外の試合を日本でライブ配信できるの?
イチ子 海外からのデータの99%は海に敷かれた光ファイバーで送られているよ。
光海底ケーブルは私たちの社会を支える、なくてはならないものね。
イチ子 光海底ケーブルとは、髪の毛ほどの太さの光ファイバー(キーワード)を何本か束ね、周囲を金属などで保護したもの。
直径は太いもので5センチメートルほどね。
このケーブルがインターネットや国際電話など、日本と海外の国際通信の99%を担っているよ。
世界中に敷かれているケーブルの総延長は約120万キロメートルで、これはなんと地球の約30周分にもなるの。
からすけ そんなにたくさん! でもどうやってデータを送っているの?
イチ子 例えば米国に住む友達から動画が送られてきた場合で考えてみよう。
相手から送られたデータは米国のデータセンターを経由し、西海岸のケーブル陸揚げ局というケーブルを陸上の通信網とつなげる施設に送られる。
ここで、集まったたくさんのデータを束ね、複雑な処理をした光の信号にしてケーブル内に送り込むの。
でも光の信号はだんだん弱くなるから、途中で光を増幅させる中継器を100台以上設置し、日本のケーブル陸揚げ局まで送られるよ。
日米間の約9000キロメートルをたったの20分の1秒ほどで送れるの。
届いたデータは東京などのデータセンターに送られてから、私たちのスマートフォンに届くよ。
日米をつなぐ海底ケーブルで一番深い所はなんと水深約8000メートルを通っているよ。
イチ子 日米をつなぐケーブルが1本あたり、毎秒どのくらいの情報を送れるかを比べると、現在は95年ごろの約6000倍になっているよ。
背景には急速なデジタル化で世界を行き来するデータ量が増えたことがあるの。
特に米国のグーグルやアマゾンといった巨大IT(情報技術)企業の送るデータ容量は非常に多くなっているよ。
世界の通信量は、新型コロナウイルスの流行でテレワークが一気に普及したことでさらに増えているよ。
2030年には、世界の通信量が20年の15倍になるとの予測もあるの。
通信量の増大に対応するため、光ファイバーに複数の通り道を配置した「マルチコア」(キーワード)タイプの開発も進んでいるよ。
【語句の意味】
光ファイバー
透過率の高いガラスやプラスチックなどでつくられた光の伝送路。
0と1の組み合わせで表されるデジタルのデータを、光の点滅(0は光らない、1は光る)で表される光信号に変換して伝送する。
マルチコア
光ファイバーは伝送容量を増やす様々な工夫をしている。
NECが住友電気工業などと2021年秋に開発した光海底ケーブルは、従来は1つだった光信号の通り道「コア」を4つ設けることに成功した。
伝送容量を約4倍に増やせるため、今後の普及が見込まれている。
(日経新聞)
【探究テーマ】
あらゆる分野がデジタル化する現代では、「デジタル産業」・「デジタルインフラ」・「半導体」がビッグ3です。
デジタルインフラとはデータのお家であるデータセンター、データを運ぶ道路である光ファイバー、通信機器、5Gなどがあたります。
年々増える情報処理量、通信量に対応するためにはデジタルインフラの強化が不可欠です。
あたなが興味あるデジタルインフラを1つ選び、調べてみよう。
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