こんにちは、藤野雄太です。
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今日はネコの日です。
ネコは自由気ままでイヌは忠実と言いますが、これは科学的に正しいのでしょうか?
このことを確かめるために、京都大学のチームがネコとイヌで「ある実験」をしました。
それでは本日の新聞を読んでいきましょう!
【2/22 朝日新聞】
ネコは勝手気ままで、イヌは忠実――。人と暮らすペットたちは、こんなイメージでとらえられることが多い。京都大などのチームは昨年、実際にそんな傾向がありそうだとする実験結果を科学誌に発表した。
京大で研究していた千々岩眸(ちぢいわひとみ)さん(現・大阪大特任研究員)らは、飼い主が不利益を被っている状況で、ネコがどう振る舞うかを調べた。
実験には、飼いネコ36匹を集めた。ネコはそれぞれの飼い主と、その左右に1人ずつ計3人が一列に座った状態と向き合う。飼い主はふた付きの容器を手に持っている。
そこから、飼い主が容器のふたをなかなか開けられないしぐさをして、片方の人(A)に助けを求める。Aは開けるのを手伝ったり、助けを拒んだりした後、もう一方の何もしていない人(B)と2人同時におやつを差し出す。
この場合、ネコはAとBのどちらから、おやつをもらおうとするか? AとBの役割や左右の配置をランダムに入れ替え、各ネコが4回実験にトライした。
すると、ネコは手伝った人、拒んだ人、関係ない人それぞれにほぼ等しく向かう傾向があった。今回の実験の条件では、飼い主が冷たい仕打ちを受けていても、気にしないようだ。
千々岩さんらは6年前、イヌでも同じ実験をして、飼い主に冷たい仕打ちをした人を避ける傾向があることを裏付けた。イヌには人間の振る舞いを理解し、評価する能力があることを示したものだ。
千々岩さんは、ネコについて「イヌと同じか、まったく気にしないか、両極端な仮説を立てて実験したが、見事に気にしませんでした」。実験中、イヌが飼い主らのしぐさをよく見ているのに対し、ネコはその場にとどめておくのにも苦労したという。「ネコとイヌは祖先の習性や、人の伴侶になった経緯が異なるので、社会性にも違いが出ているのかもしれない」と話す。
【語句の意味】
★忠実(ちゅうじつ): まごころを尽くしてよくつとめること。
★仮説(かせつ):
一定の現象を統一的に説明できるように設けた仮定。
「仮定」とは、実際とは無関係に想定されること。
「想定」とは、ある一定の状況や条件を仮に想い描くこと。
★習性(しゅうせい):
習慣によって作られた性質。くせ。ならい。
動物のそれぞれの種に一般的に認められる行動様式。
【探究テーマ】
ネコとイヌは共通の祖先(ミアキス)をもちます。
しかし、犬は人に忠実である一方でネコは自由気ままです。
なぜなのか理由を考えてみよう。
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