こんにちは、藤野雄太です。
本日の探究授業動画はこちら!
みんなが大好きなお菓子。
お菓子の「菓」は、もともと果物という意味で、昔は果実が中心でした。
大きく分けると和菓子と洋菓子に大別できます。
今日は和菓子がどのように発展してきたのかを探究しましょう。
そこには、古代の人たちの命懸けのドラマが存在します。
それでは本日の新聞記事を読んでいきましょう!
【3/6 朝日新聞】
おまんじゅうに羊羹(ようかん)、季節(きせつ)を表現(ひょうげん)した美(うつく)しい生菓子(なまがし)。
和菓子屋(わがしや)さんにはいろんなお菓子(かし)があるね。
外国(がいこく)から伝(つた)わった食(た)べ物(もの)の影響(えいきょう)を受(う)けながら、日本人(にほんじん)の生活(せいかつ)の中(なか)で長(なが)い時間(じかん)をかけて発展(はってん)してきたんだよ。
中国(ちゅうごく)や西洋(せいよう)の影響(えいきょう)受(う)け、発展(はってん)したよ
日本(にほん)で伝統的(でんとうてき)に食(た)べられてきた和菓子(わがし)。
木(き)の実(み)や果物(くだもの)、保存(ほぞん)や野山(のやま)に持(も)っていくために作(つく)られた餅(もち)や団子(だんご)など日本古来(にほんこらい)の食(た)べ物(もの)に、外国(がいこく)の影響(えいきょう)が加(くわ)わって発展(はってん)してきたんだ。
飛鳥時代(あすかじだい)から平安時代(へいあんじだい)には、中国(ちゅうごく)の制度(せいど)や文物(ぶんぶつ)を日本(にほん)にもたらした遣唐使(けんとうし)たちが「唐菓子(とうがし)」を伝(つた)えたよ。
米粉(こめこ)や小麦粉(こむぎこ)をこねていろいろな形(かたち)にして油(あぶら)で揚(あ)げたものが多(おお)く、中山(なかやま)さんは「形(かたち)を作(つく)るという技術(ぎじゅつ)や製法(せいほう)がその後(ご)の菓子(かし)の発展(はってん)につながったと思(おも)います」と教(おし)えてくれたよ。
鎌倉時代(かまくらじだい)から室町時代(むろまちじだい)には、中国(ちゅうごく)で学(まな)んだ僧(そう)が、お茶(ちゃ)を飲(の)む風習(ふうしゅう)とともに食事(しょくじ)の合間(あいま)に食べる軽食(けいしょく)「点心(てんじん)」を伝(つた)えた。その中(なか)に今(いま)の饅頭(まんじゅう)や羊羹(ようかん)の元(もと)となるものもあったんだ。
そして、室町時代末期(むろまちじだいまっき)から江戸時代(えどじだい)初(はじ)めにスペインやポルトガルから伝(つた)わった、カステラや金平糖(こんぺいとう)などの南蛮菓子(なんばんがし)。
多(おお)くの砂糖(さとう)や卵(たまご)が使(つか)われているのが特徴(とくちょう)だね。卵(たまご)の使用(しよう)は、植物性(しょくぶつせい)の原料(げんりょう)しか使(つか)っていなかった日本(にほん)の菓子作(かしづく)りに変化(へんか)を与(あた)えたよ。
江戸時代(えどじだい)には、長崎(ながさき)に来航(らいこう)したオランダ船(せん)や唐船(とうせん)による砂糖(さとう)の輸入(ゆにゅう)が増(ふ)えるとともに、国内(こくない)での生産(せいさん)も奨励(しょうれい)されて流通量(りゅうつうりょう)が増(ふ)えた。
社会(しゃかい)も安定(あんてい)し、お菓子(かし)をつくる技術(ぎじゅつ)も上(あ)がった。
そうして、今(いま)のようにいろいろな種類(しゅるい)のお菓子(かし)が生(う)まれたんだ。
明治時代(めいじじだい)には、ジャムやチョコレートなど西洋(せいよう)の甘(あま)い物(もの)を取(と)り入(い)れた和菓子(わがし)もできた。おもしろいね。
【語句の意味】
★菓子(かし):
(「菓」は「くだもの」の意)常食のほかに食する嗜好品。
昔は多く果実であったが、今は多く米・小麦の粉、餅などに砂糖・餡あんなどを加え、種々の形に作ったものをいう。
和菓子と洋菓子とに大別。これに対して果実を水菓子という。
★西洋(せいよう):ヨーロッパ・アメリカの諸国を指していう称。欧米。泰西。↔東洋。
★遣唐使(けんとうし):
国際情勢や大陸文化を学ぶために、十数回にわたって日本から唐へ派遣された公式使節。
大使・副使らふつう五、六百人が数隻の船に分乗して、2、3年がかりで往復した。
20年に1度の派遣が原則だったらしい。
630年犬上御田鍬いぬかみのみたすきが派遣されたのが最初。
唐末の戦乱のため、894年(寛平6)菅原道真の建議により停止。
[広辞苑 第七版]
【探究テーマ】
みんなが好きな和菓子を1つ選び、その歴史について調べてみよう。
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