こんにちは、藤野雄太です。
ロシアはウクライナとの戦争で、国際法で禁じられている民間人への攻撃、生物化学兵器の使用、ジェノサイド(集団殺害)などを行っている疑いがかけられています。
これらは「戦争犯罪」にあたり国際法で禁止されている行為です。
戦争犯罪とはどのようなものなのでしょうか?
それでは本日の新聞記事を読んでいきましょう。
【4/7読売新聞】
A 戦争中に起きる国際法の違反を指す。民間人への攻撃や対人地雷、生物・化学兵器の使用、ジェノサイド(集団殺害)などが国際法で禁じられている。
ロシア軍の地上部隊は、首都キーウ(キエフ)近郊ブチャで多数の民間人を殺害したとされる。これがジェノサイドにあたると欧米各国は非難している。
ロシア軍は南東部マリウポリなどで、病院や市民の避難場所を攻撃したとされる。民間人や社会基盤(インフラ)を攻撃することを禁じたジュネーブ条約に違反しているとの指摘もある。
Q 戦争犯罪はどうやって裁くのか。
A 国家間の紛争を扱う国際司法裁判所(ICJ)と、戦争犯罪を行った個人を裁く国際刑事裁判所(ICC)が対応する。ICCは加盟国や国連安全保障理事会の付託を受けた場合や、検察官が必要と判断した場合に捜査し、逮捕を要請する。加盟国は容疑者の逮捕や証拠の提出など、捜査に協力する義務がある。裁判はオランダ・ハーグのICCの法廷で行われる。
Q ロシアの罪を問うことはできるのか。
A ウクライナがICJに提訴し、3月中旬にロシアに軍事行動の即時停止を求める暫定措置が下された。それでもロシアは従わない。
ICCは3月上旬、ロシアに戦争犯罪の疑いがあり捜査を始めると発表した。日本を含む数十か国が捜査を付託した。ロシアはICCに加盟しておらず捜査に協力もしないが、ICCの手続きを通じてロシアの管理下で起きた住民虐殺の詳細を国際社会に明らかにし、公式に記録することにつながる。
【語句の意味】
★犯罪(はんざい):罪を犯すこと。また、犯した罪。
「罪」:法にふれ罰せられる行為。つみ。
★民間人(みんかんじん): 公的機関に属さない人。また、軍人でない人。
★ジェノサイド: (「ジェノ」は人々、「サイド」は殺害の意)集団殺害。
[広辞苑 第七版]
【探究テーマ】
ロシアの戦争犯罪を裁く場は、国連安保理決議に基づく国際戦犯法廷や、国際刑事裁判所(ICC)など複数の仕組みがあります。しかし、実効性のある罰則をロシアに科すのは難しいとみられています。
どのようにロシアの戦争犯罪を追及すべきか考えてみよう。
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