こんにちは、藤野雄太です。
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菌根菌とは、植物の根に寄生する微生物の総称です。
「菌根」は植物の根と菌が一体となり生きている根のことをいいます。
菌根菌は土の中で菌糸を伸ばし、窒素など土の中の栄養を吸収して植物に送ります。
吸収するのは養分だけではありません。
水分も引っ張ってくれるので、植物は耐乾性が上がり暑さに強くなります。
一方、菌根菌は寄生した植物からは炭水化物などのエネルギーをもらいます。
寄生した植物と助け合って生きているのです。
いま、ロシアのウクライナ侵攻の影響で肥料の価格が高騰しています。
肥料の主な原料となる窒素、リン酸、カリウムなどはロシア産が多く、ロシアがこれらの輸出を制限しているためです。
そこで菌根菌は肥料高騰に悩む農家に救世主として期待されています。
農家では菌根菌を利用することにより化学肥料の使用が8割減、収穫力が3割増になったという事例もあります。
戦争による肥料高騰、地球温暖化による食料危機が懸念されているなか、菌根菌は人間の救世主となってくれるかもしれません!
*参考 2022/8/24 放送WBS
【3つの共生:相利共生・片利共生・寄生のちがい】
・相利共生:異なる生物がお互いに利益を得ている関係。菌根菌と植物。
・片利共生:片方が利益を得て、もう片方は利益も不利益も受けない関係。グンタイアリと鳥。
・寄生:片方が利益を得て、もう片方は不利益を受ける関係。アニキサスなど。
【語句の意味】
★寄生(きせい): 生物が、栄養の大部分や暮し場所を他の生物体(宿主)に一方的に依存して生活すること。
★微生物(びせいぶつ): 肉眼では観察できない微小な生物の総称。
★共生(きょうせい): ともに所を同じくして生活すること。異種の生物が行動的・生理的な結びつきをもち、一所に生活している状態。
[広辞苑 第七版]
【探究テーマ】
みんなの人生が成功するかどうかは、いかにみんなが周りの人と共生関係を築くことができるかどうかにかかっています。
みんなと周りの人の関係が相利共生になっている人、
片利共生になっている人、
寄生になっている人をそれぞれ考えてみよう。
(寄生はないことを望みます!)
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