こんにちは、藤野雄太です。
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地球温暖化が進むと世界は男だからになってしまうかもしれません。
あっ、これは人間の世界ではなく魚の世界のお話です。
実際に地球温暖化で海水温が高くなると一部の魚では「オス化」が進みます。
ギンイソイワシは海水温が高かった2016年にオスが8割を占めたという報告があります。
なぜ、海水温が高くなるとオスが多くなるのでしょうか?
【2021/9/19 日経新聞】
「見渡す限りオスばかり。これでは子孫が残せない」。
地球の温暖化が進んだ未来の海で、魚たちはこう嘆くのかもしれない。一部の魚類や爬虫(はちゅう)類は温度で性別が決まる。暑い日が続くとオスかメスかどちらかに性が偏り、繁殖が難しくなりかねない。
ギンイソイワシは海水温の上昇でオスとメスのバランスが崩れる恐れがある=東京海洋大提供
脅威は現実になりつつある。東京海洋大学の山本洋嗣准教授らは2014~16年に東京湾で捕まえた「ギンイソイワシ」の稚魚を調べ、遺伝上はメスになるはずの稚魚の約50%がオスに変わる現象を16年に捉えた。16年はふ化した時の海水温が高かった。
16年よりも約2.5度低い温度でふ化した14年はメスがオスになったのは約7%だった。
この事実からは海水温の上昇が問題になるが、性の決定は他の環境要因も関わる。いずれにしても魚が生き残るためには適応していかなければならない。「長期にわたって調べる必要がある」(
【語句の意味】
★繁殖(はんしょく): しげり増えること。(動物が)増えはびこること。生殖により個体数を増すこと。
★稚魚(ちぎょ): 卵からかえって間もない魚。
★適応(てきおう): その状況によくかなうこと。ふさわしいこと。あてはまること。生物の形態・習性などの形質が、その環境で生活・繁殖するのに適合していること。
[広辞苑 第七版]
【探究テーマ】
魚のなかには生まれた後の環境によりオスかメスかが決まる種が存在します。
オスにもメスにもなることができる魚を雌雄同体魚(しゆうどうたいぎょ)といいます。
なぜ、そのような戦略をとっているのか想像してみよう。
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