こんにちは、藤野雄太です。

本日の探究授業動画はこちら！

https://youtube.com/live/KZMg7dg34xc?feature=share

 

なぜ、金は価値があるのでしょうか？

最近では１キロあたり約１０００万円もの値がついています。

金の値段はこの２０年間で１０倍も上がっているのですが、なぜ金にはそんなに価値があるのでしょうか？

今日な金をテーマに探究します。

【2023/8/11 読売中高生新聞】

どうして金には、そんなに価値があるのだろう。

 その答えは、唯一無二ともいえる様々な特徴にあるといわれる。

まず、他の金属と比べて圧倒的にサビや腐食に強いという特徴がある。古代の遺跡から金製品が美しい状態のまま出土するのも、そのためだ。また、非常に軟らかく、加工しやすいことも、古くから宝飾品などに広く使われてきた理由の一つだ。

 もちろん、稀少性も金の価値を支えている。これまでに地球上で産出された金の総量は推計で約20万ｔ。これは、水泳の国際大会などで使用するプール4杯分ほどの量にすぎない。残りの埋蔵量は世界全体で5万4000ｔほどとされるが、採掘が困難な場所にあるものも多く、すべてが掘り出せるわけではないと考えられている。

 一方で、人工的に作り出すことが非常に難しいという特徴もある。古くから鉛などの安い金属を使って金を作り出す「錬金術」の研究が盛んに行われてきたが、いまだにその技術は確立されていない。

金は元々、地中のマグマに含まれるものだと考えられている。その一部が周囲の地下水に溶け出し、地表近くにまで上昇。長い年月をかけ、冷えて固まったものが金の鉱脈というわけだ。

 そのため、鉱脈は火山や温泉の近くで見つかることが多い。

【語句と意味】

★唯一無二(ゆいいつむに）： 二つとないこと。またとないこと。

★遺跡（いせき）：昔、大きな建物や大きなできごとなどのあったあと。また、昔の生活をしのばせる物ののこっているあと。

★腐食(ふしょく)： くさって形がくずれること。

★希少(きしょう)：とてもめずらしく、数が少ないこと。

 

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