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すごい学習メソッド

2023年11月24日

【探究授業】:庶民が買える「アイス」を作るには? 〜コロンビア大学特別講義『THINK BIGGER』〜

こんにちは、藤野雄太です。

本日の探究授業動画はこちら!

https://youtube.com/live/6DVKuKE0K98?feature=share

 

現在、アイスは誰もが食べられる庶民的な食べ物です。

しかし、1840年代(今から約180年前!)のアイスは、お金持ちしか食べることができない贅沢品でした。作るには高価な氷、重労働、膨大な時間が必要だったからです。

しかし、アイスは「ある人」のお陰で、みんなに普及し、誰でも食べられるようになります。

ある人とは、ナンシー・ジョンソンです。

ナンシーさんは、どのようにして、高価だったアイスを庶民に普及させたのでしょうか?

【『THINK BIGGER』 シーナ・アイエンガ著 NEWS PICKS

アイスクリームづくりが時間とお金のかかる重労働だということを、ジョンソンは知っていた。

そこで彼女は高価な材料(氷など)を減らし、製造工程にかかる労力とコストを抑え、できあがった製品をできるだけ長く保存する方法を探し始めた。

彼女は解決すべき課題を見つけた。

「アイスクリームを庶民にも手が届くようにするには?」

やや大きすぎるこの問いをもっと解決しやすくするために、彼女はこれを4つの小さな「サブ課題」に分解した。

サブ課題1:アイスクリームづくりに使う氷の量を減らすには?

サブ課題2:アイスクリームをすばやく冷やし、長く保存するには?

サブ課題3:クリームの攪拌を省力化するには?

サブ課題4:アイスクリームをよりなめらかでクリーミーにするには?

・サブ課題1:アイスクリームづくりに使う氷の量を減らすには?

当時は氷がとても高価で、1キログラムで4ドル69セント(今のお金で150ドル)もした。

人々は氷を浴槽のような巨大な容器に保管して、必要に応じて取り出して使っていた。

バターの攪拌機は背の高い大きな木桶を使用していたが、それをそのままクリームの攪拌に使えば、氷がたくさん必要になってしまう。

ジョンソンは代わりに普通の木の手桶を用い、ここに氷と、氷の融解を遅らせる岩塩を入れた。

もちろん、木桶は新しいアイデアではない。

ジョンソンの時代の400年ほど前に発明され、19世紀には一般に普及していた。

木桶はサブ課題1の「氷の量を減らす」をたしかに解決した。

・サブ課題2:アイスクリームをすばやく冷やし、長く保存するには?

冷蔵庫がなかった時代、これは難題だった。

ジョンソンはまず、他の食品や飲料がどうやって冷やされているかを調べ、ピューター(合金の一種)を使うというアイデアにたどり着いた。

はるか昔の中世時代、居酒屋はビールやエールを冷やすのにピューター製のマグを使い、より最近ではお風呂のお湯を温かく保つためにピューター製の浴槽が使われていた。

そこで彼女は陶製のボウルをピューター製の内容器と交換し、それを氷の入った木桶の内部に設置した。

これでミックス(材料の混合液)を冷やすことによって、製造時間を大幅に短縮した。

ジョンソンは浴槽の氷を使う代わりに、木桶に氷を敷き詰め、その中に陶製ではなくピューター製のボウルを入れた。

これにピューター製の蓋をかぶせれば、アイスクリームは何時間も冷えた状態に保たれる。

・サブ課題3:クリームの攪拌を省力化するには?

クリームや佐藤、その他のミックスを何時間もかき混ぜるのは、過酷な作業だ。

この課題を解決するために、ジョンソンは手回しのクランクを加えた。

1世紀に中国で発明され、その後ローマ帝国へ、そしてヨーロッパの他地域へと広がった仕組みだ。

手回しクランクは、アイスクリームを攪拌する時間と労力を劇的に減らした。

・サブ課題4:アイスクリームをよりなめらかでクリーミーにするには?

アイスクリームを手づくりすると、腹立たしいことに、それだけの労力やお金をかけてつくっても、クリームが分離し、大きな氷の塊や小さな氷の結晶ができてしまうことが多い。

そこでジョンソンは、ヘラを手回し器につけて、容器の壁から氷の結晶をこすり落とすようにした。

またそのヘラには、バター攪拌機の円板のように穴を開け、ミックスに空気を含ませてなめらかになるように工夫した。

こうしてナンシー・ジョンソンは、4つの単純なものを組み合わせて、メインの課題全体を解決した

ここで注目してほしいのは、イベノーションを生み出すプロセスの構造である。

このプロセスは、課題を明確かつ具体的に定義することから始まる。

次に、それを重要な部分に分解する。

それから、各部分を解決する既存の方法を探索する。

そして、それらの解決策を全体として調和して機能するように、新しい方法で組み合わせるのだ。

【語句と意味】

★課題(かだい): 問題(もんだい)をあたえること。また、あたえられた問題。

★定義(ていぎ): あるものごとについて、それがどんなものであるかを正確(せいかく)にきめて説明(

つめい)すること。

★探索(たんさく): <ありかのわからないものを>さがし、もとめること。

 *学研小学国語辞典

 

【探究テーマ】

自分が解決したい課題を選び、4つのサブ課題に分解してみよう。

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