こんにちは、藤野雄太です。
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鳥にエサとして食べられる昆虫はたくさん存在します。
そして、鳥に食べられてしまえば、その虫は子孫を残すことができません。
しかし、飛べない虫「ナナフシ」は、鳥に食べられても子孫を残すことができるのです。
いったい、どのように子孫を残しているのでしょうか?
【2023/11/23朝日小学生】
日本で一般的なナナフシモドキ(ナナフシ)は体調7~10センチの草食性の昆虫です。
姿は木の枝そっくり。
メスだけで卵を産んで繁殖することができます。その卵の殻はとてもかたく、見た目は植物の種によく似ています。
そのかたさに注目したのが、神戸大学大学院理学研究科教授の末次健司さんたちです。
卵を持っている昆虫が鳥に食べられたとき、ふつうは卵も消化されてしまいます。
ところが末次さんたちのこれまでの実験で、ナナフシの卵を身近な野鳥、ヒヨドリに食べさせると、いくつかは消化されずにフンといっしょに出てきて、ふ化することがわかっています。
末次さんは主に植物を研究しています。植物は自分で移動することができないので、果実を動物に食べさせることでフンといっしょに種をあちこちにばらまいてもらい、分布を広げることがあります。
もしかしたら、卵の殻がかたいナナフシも、同じように生息域を広げているかもしれないと考えました。
末次さんは「羽がない昆虫が鳥を乗り物のように使っているのがすごいですね」と話します。
ただ、ナナフシは目立たない姿をしていることから、植物のように鳥に積極的に食べられようとしているわけではなさそうです。鳥に食べられたくはないものの、食べられてしまった場合は子孫を残せたほうがいいので、リスクを減らすために卵をかたくする進化をとげたのかもしれません。
【語句と意味】
★繁殖(はんしょく): 動物(どうぶつ)や植物(しょくぶつ)が、どんどんうまれ、ふえること。
★消化(しょうか): 体(からだ)に吸収(きゅうしゅう)されやすいように、食(た)べ物(もの)がこなれること。
★生息(せいそく): 生物(せいぶつ)が生息(せいそく)し、生(い)きていること。
*学研小学国語辞典、他
【探究テーマ】
ナナフシは鳥を利用して生存エリアを拡張させています。
ナナフシのように、他のものを利用して自分の能力(何でもいいです)を拡張させる方法を考えてみよう。
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