こんにちは、藤野雄太です。
動物や人の皮膚を刺して吸血するサシバエに酪農家が頭を悩ませています。
アメリカではサシバエに血を吸われることにより牛が大きなストレスを抱え、1年間で1頭あたり約140キロの乳量減が報告されています。
この打開策として期待されているのがサシバエの天敵であるキャメロンコガネバチです。
いったい、どのようにサシバエを迎撃するのでしょうか?
【2024/2/8 毎日新聞】
「サシバエの被害に困っていない酪農家はいないですよ」。
体長7~8ミリのサシバエは、見た目は家庭などで目にするイエバエとほとんど同じだが、ストロー状の口器で動物や人の皮膚を刺して吸血する。人がサシバエに刺されると注射針で刺されたようなチクリとした痛みを感じて皮膚が腫れるが、この小さな虫が牛と酪農家を苦しめている。
数百匹のサシバエが体中に群がり、血を吸われることは牛にとって大きなストレスだ。米国では、サシバエの被害により乳牛で年間1頭当たり約140キロの乳量減、肉牛で約10キロの体重減が報告されている。
打開策として期待を集めるのが、サシバエの天敵で体長2~3ミリの「キャメロンコガネコバチ(キャメロン)」だ。キャメロンは自分の体より一回り大きいハエのさなぎに卵を産みつける生態を持つ「寄生蜂」で、欧米ではキャメロンの寄生性を生かしたサシバエの防除事例が多数ある。
仕組みはこうだ。
(1)大量のイエバエを飼育し、さなぎにキャメロンの卵を産ませる
(2)キャメロンが卵を産みつけたさなぎを畜産農家に提供し、サシバエが発生する牛のふんなどにまく
(3)キャメロンが羽化し、サシバエのさなぎに卵を産む
(4)サシバエのさなぎからキャメロンが生まれる。羽化するサシバエが減り個体数が減る、という流れだ。
【語句と意味】
★酪農(らくのう): ウシやヒツジ、ヤギなどを飼(か)って乳(ちち)をとったり、それを加工(かこう)してバター・チーズなどをつくったりする農業(のうぎょう)。
★寄生(きせい):生物(せいぶつ)がほかの生物についたり、体(からだ)の中(なか)にはいったりして、その生物から養分(ようぶん)をうばって生活(せいかつ)すること。
★打開(だかい): ゆきづまった物事(ものごと)を解決(かいけつ)する道(みち)をきりひらくこと。
*学研小学国語辞典、例解新国語辞典
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