こんにちは、藤野雄太です。
本日は、
「これぞこれからの時代に求められる学びのお手本!」
という事例をご紹介します。
カブトムシの生態を米学術誌「エコロジー」に発表したという、
埼玉のスーパー小学6年生、柴田亮くんの探究学習です。
柴田君は4年生のとき、
日中に夜行性とされるカブトムシを、
自宅庭にある木(シマトネリコ)で発見しました。
なぜ、夜行性のカブトムシが日中に活動しているのだろう?
全てはこの疑問から始まります。
このことを不思議に思った柴田君は、
この疑問を解くためにカブトムシの探究を開始します。
約1ヶ月間、シマトネリコの木にいるカブトムシの数を、
毎日3〜5回記録。
カブトムシの本を何冊も読みあさりました。
そして、そのうちの1冊の著者である、
山口大学の小島渉氏にメールで直接相談もします。
柴田君は探究学習を自分一人の学びから協働学習に進化させます。
柴田君は約2年間、小島氏のアドバイスを元に、
朝から晩までカブトムシを観察。
多くのカブトムシが、夜が明けてもシマトネリコの木に留まり、
食事や交尾をしていることを明らかにしました。
カブトムシは夜行性だとされてきましたが、
利用する木により活動時間が変わることは新発見でした。
小島氏はこの成果を世界に発信しようと柴田くんに提案。
米国の生態学専門誌「エコロジー」に論文を送りました。
論文は掲載され同誌は、
「生態学者になるには若すぎる、なんてことはないと証明してみせた」
と賛辞を贈っています。
自宅の庭で日中にカブトムシが活動していることを不思議に思い、
カブトムシの探究を始めた柴田君。
カブトムシの本を読み、さらにその著者にコンタクトをとる行動力。
その道のプロである小島氏のアドバイスを受け、
最後は世界に向けて探究成果を発表しました。
これぞ、今の時代に求められている学習のお手本中のお手本。
身近にある「カブトムシ」という興味関心から学び(探究学習)をスタートさせ、読書や観察を積み重ねます。
さらに、自分一人ではなく協働で学ぶことにより探究を深めます。
最終的には、探究した成果を世界に発信。
柴田君は「教室で一方的に先生から講義を受ける」という、
従来の学び方を大きく変えてしまいました。
探究内容はカブトムシの生態ですが、
彼はこの過程で自分が興味を持ったことを、
「自ら調べ、協働で学習し、世界に発信する」という、
新しい時代の「学び方のスキル」を習得しました。
要するに、子どもが学習するテーマは何でも良いのです。
子どもが心からワクワクして興味関心をもてること。
それを見つけて、サポートしてあげること。
それが、何が起こるのかわからない不確実な時代に生きる子どもたちに必要な教育です。
偏差値や受験のためだけに、
ワクワクしない勉強をする時代は既に終わりました。
(もちろん探究学習をするためのベースとなる、
読み書き計算スキルは全くワクワクしませんが必要です。
これは勉強ではありません。「修行」です。)
「子どもの興味関心を否定しない」
というスイングアカデミーの指導理念は、今の時代にこそ求められています。
子どもの知的好奇心(探究心)に火をつけ、
世界に発信できる子どもを育てていきたいと思います。
P.S.
スイングアカデミーYouTube校では、
毎日17:00-17:10に探究授業をライブ配信しています。
(藤野が毎朝新聞8紙をチェクして題材を厳選、
小1生でも理解できるように話していますが内容は中学、
柴田君のカブトムシのように、
https://www.youtube.com/
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