- 探究授業
- 2021年6月29日
【MM学童 探究授業】テレパシーが実現！「ブレインテック」って何？
こんにちは、藤野雄太です。
本日の授業動画はこちら！
頭の中で考えていることを、
言葉や表情を使わずに相手に伝える能力「テレパシー」。
今まで、そんなことは不可能だと考えられていました。
しかし、手や言葉を使わずに考えていることを伝える技術がAIにより可能となりつつあります。
脳(brain)とテクノロジー(technology)を組み合わせた、
ブレインテックというビジネスが開花しようとしているのです。
以下、2021/6/29日経新聞からの引用です。
↓
手や口を使わず「念じる」ことで意思を伝える技術が人工知能（AI）との組み合わせにより、新たな境地を開こうとしている。
米国では脳の活動を読み取り、スマートフォンに手で文字を入力するのに近い速さで実行できる技術が登場した。
手足のまひした65歳の男性が1分間にアルファベット90文字の入力をなし遂げた――。
米スタンフォード大学などの研究チームが5月、英科学誌ネイチャーにこんな成果を発表した。
同年代の人がスマホで文字を打つ平均とされる1分あたり115文字に近いスピードを達成した。
男性は脊髄を損傷し、両手足にまひを抱える。2016年に脳の信号を読み取る小型のデバイスを2つ、脳の右手の動きをつかさどる場所に手術で埋め込んだ。
研究では、男性に画面に映る文字や文章を「手で書く」ことをイメージしてもらい、それぞれの文字を書こうと想像したときの脳の電気信号のパターンをAIに学ばせた。
AIは学習結果をもとに、男性が書きたい文字を9割超の精度で推定できるようになり、速い文字入力が実現した。
こうした技術は「ブレイン・マシン・インターフェース（BMI）」という。
脳の活動データなどで機械を操作しようと研究が進む。
↑
以上、引用ここまでです。
手で文字を書く時の脳の動きをAIに学習させることにより、
なんと９割の精度で文字を判別できるというのは驚きです。
今までスマホには手や口で文字を打ち込んでいましたが、
今後はこの技術(BMI)を使えば、手や口は一切使わずに「念じる」だけで文字を入力できます。いわゆる「脳入力」です。
BMIの筆頭格は米テスラのイーロン・マスク氏が設立したニューラリンク社です。
マスク氏は手足に麻痺をもつ人が自分の意思だけでスマホを使えるようになると言います。
脳科学とテクノロジーを融合した「ブレインテック」。
今後は医療のみならず、様々な分野に広がっていくことが予想されます。
ブレインテックはどのような社会問題を解決することができるのかを、
ぜひ考えてみてください！
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