こんにちは、藤野雄太です。
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都心でカラスが減っています。
20年間で7分の1にまで減りました。カラス以外にツバメやスズメも数を減らしています。
なぜ身近な鳥の数が減っているのでしょうか?
それでは本日の新聞記事を読んでいきましょう。
【4/12朝日新聞】
東京都心のカラスが減っている。ねぐらに集まるカラスの調査では、20年前のピーク時に比べ、7分の1に減っていた。都が進めるカラス駆除の取り組みに加えて、新型コロナウイルスの影響で、エサとなる繁華街の生ごみが減ったことも拍車をかけている。
カラスが都心で増えたのは、70年代以降のことだ。都心は天敵の猛禽(もうきん)類が少なく、針金など巣作りの材料も得やすい。特に家庭や繁華街から出る生ごみをエサとすることで、環境に適応していった。
研究会の36年間にわたる追跡調査によると、90年代以降にカラスの数に異変が出始めた。バブル経済がはじけて街にごみが減り、都も01年度から本格的な駆除に乗り出したことも影響したとみられる。
コロナ禍で飲食店が休業したり、外食が減ったりして、生ごみは減っている。東京二十三区清掃一部事務組合によれば、初めて緊急事態宣言が出た20年4月、飲食店やオフィスなどから出る事業系ごみは、前年同月に比べ約4割も減ったという。
さらに、近年は都心でもオオタカやハヤブサなどカラスを襲う猛禽類が観察されている。オオタカが都内の緑地で繁殖し、カラスをつかまえることで、減った場所もあるという。
都心のカラス以外にも、各地で身近な鳥が減っているという報告もある。
バードリサーチや日本野鳥の会などが約20年ぶりに全国調査をしたところ、スズメやツバメが、90年代に比べて00年代以降は3~4割減っていた。
ツバメやスズメは農地など開けた場所を好むため、エサ場となる農地や、エサとなる昆虫や植物が農薬などで減った影響を受けた可能性があるという。
調査をとりまとめたバードリサーチの植田さんは「人間活動の変化が身近な鳥に影響している。カラスやツバメなど、身近な鳥の地道な調査データが環境変化を知るために大切だ」と話している。
【語句の意味】
★駆除(くじょ): 追い払い、取りのけること。
★猛禽類(もうきんるい): タカ目・ハヤブサ目・フクロウ目の鳥の総称。上嘴じょうしは湾曲して鋭く、翼は強大で、飛行は迅速、脚に鋭い鉤爪があり、他の鳥類や小動物を捕食する。
ワシ・タカ・トビ・コンドル・ハヤブサ・カラカラ・フクロウなど。
★天敵(てんてき): 野生の生物の捕食者や寄生者。昆虫を捕食する鳥の類。
[広辞苑 第七版]
【探究テーマ】
カラス、ツバメ、スズメなどの数が減ることはその種だけの問題だけではなく生態系全体に影響を及ぼします。これらの鳥が減ると生態系にどのような影響が出るか考えてみよう。
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