【探究授業】：「超人類」の時代が到来！「ブレイン・マシン・インターフェース」〜科学〜

こんにちは、藤野雄太です。

本日の探究授業動画はこちら！

テクノロジーの進歩により人間がサイボーグになることができる「超人類」の時代が近づいています。

なぜ、人間は技術によって身体を拡張しようとしているのでしょうか？

背景にあるのは指数関数的な情報量の増加や環境の変化です。

人間は「全能の神」になることができるのでしょうか？

【2023/9/25　日経新聞】

脳とコンピューターをつなぐ技術は「ブレイン・マシン・インターフェース（BMI）」と呼ばれる。

脳科学の進歩によって近年めざましく発展している分野の一つだ。

背中から伸びる2本の白いロボットアームを装着したバレエダンサーが、バッハのチェロの独奏曲にあわせて舞う。東京大学の稲見昌彦教授が率いる研究チームが23年2月にインターネット上で公開した1本の動画が世界的な反響を呼んだ。

「自在肢」と名付けた機械の腕は第三者が遠隔操作で動かしているが、将来的には装着者の筋肉の動きなどで制御することを目指している。第3、第4の腕のように操作できれば、「機械と身体の境界は曖昧になっていく」

「技術によって身体を拡張しなければ、人類は確実に衰える一方だ」。産業技術総合研究所の持丸正明フェローは人体と機械の融合は避けて通れないと言い切る。これまでのような遺伝子の変異による生物学的な進化では、指数関数的な情報量の増加や急激な環境変化に追いつくことはできないためだ。

サイバー義肢やBMI技術は障害者の身体能力を補うだけでなく、脳の神経ネットワークを書き換えて眠っていた能力を発現させることも分かってきた。念じるだけで心を通わせるテレパシーや、遠くの出来事を感知する千里眼も夢物語ではない。従来の身体の常識を覆す「超人類」の時代が近づいている。

【語句と意味】

★拡張（かくちょう）：＜はんいなどを＞広げて大きくすること。

★融合(ゆうごう)：＜二つ以上のものが＞とけあって、一つになること。

★千里眼(せんりがん)：遠いところのできごとや人の心を見とおす力。

＊学研新レインボー小学国語辞典

【探究テーマ】

あなたが身体拡張するとしたら、どんな体を手に入れますか？絵に描いてみよう。

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