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すごい学習メソッド

2020年2月6日

横浜市立老松学校・定期テスト傾向と対策<中2理科>

老松中学校 2年前期中間テスト分析(理科)

全体概観
レベル:★★★★☆
全体的に難易度が高い。問題のレベルも高いことに加え問題数が非常に多いため、時間内に解き切ることが難しく感じる生徒が多かったと思われる。5教科の中で最も難しいのが理科のテストだろう。
 それぞれの大問は3〜5問の小問に分かれている。(1)は図や表を読み取ればわかる比較的容易な問題となっているが、大問の最後の問題はかなり難易度が高い。また、前の小問の結果が次の小問に影響する問題も多数存在しており、大問の最初で間違えると点数が伸びにくかったと思われる。
 対策としては、学校指定のサイエンスドリルで出てきた問題は完璧に解けるようにすることに加えて、入試を意識した問題集をこなすことが必要だろう。大問の中にはサイエンスドリルの問題を数値を変えて出題してものが多い。ドリルを完璧にして同じ内容の大問を満点近く取り、入試を意識した難しい問題に取り組む時間を多く残すことが有効と考えられる。

問1 気温と飽和水蒸気量の表の読み取り
レベル:★★☆☆☆
表から飽和水蒸気量と気温の関係を読み取り問題を解いていく。ドリルに数値のみが違う問題が出題されており、課題をこなしていれば対応できただろう。

問2 湿度表の読み取り
レベル:★★★☆☆
湿度表から湿度や水蒸気量を求める問題。ドリルに同内容の問題があるが、「応用問題」に入っていた問題であり、問題自体の難易度が高い。最後の小問では、小数第2位を四捨五入する計算問題が出題されており、計算力も問われる。復習で完璧にしたい。

問3 天気図の読み取り
レベル:★☆☆☆☆
天気図の読み取り問題。天気図の基本がわかっていれば解ける問題ばかりであり、難易度は高くない。ドリルの問題をこなしていれば得点できただろう。知識量で決まる問題なので、教科書の読み込みも心がけたい。

問4 飽和水蒸気量のグラフ問題
レベル:★★★☆☆
入試でよく出題される飽和水蒸気量のグラフから数値を計算する問題である。この問題は選択式となっているため、難易度はそこまで高くはない。この手の問題は問題集にも多く乗っているので、問題演習を重ねる中で出来るようになるだろう。

問5 天気図・前線に関する問題
レベル:★★★☆☆
問3と同じく天気図に関する理解を読み取り問題を通じて問うている。理論を理解していないと解けない問題が多く。教科書を読む中で「なぜそうなるのか」を普段から解決する姿勢が問われていた。教科書の中で理解できない論理の部分は先生に聞くなどして早めに解決するようにしよう。

問6 雲のでき方
レベル:★★☆☆☆
雲のでき方の理論を問う問題。雲のできる場所や温度の関係を推測する問題が出題されている。選択式の問題ではあるが、根拠を持って解答するには理論を理解して説明出来なければならない。気象系の分野では暗記の内容が多くなるが、早めに暗記を始めて知識を増やそう。

問7 天気図の読み取り(気圧)
レベル:★★☆☆☆
天気図で気圧の読み取り方について問われている。等圧線などの記号での示し方や、定義について聞かれている。このような問題は教科書が対応しやすい。出てきた用語は意味する内容を説明できるようにしておくと、このような問題を解きやすくなる。

問8・9 天気図の読み取り(気団)
レベル:★★★★☆
天気図を用いて気団についての理解を問うている。この大問では論述の問題はも多く出題されており、用語を知るだけでなく説明することまで出来ないといけない。難易度が少々高い問題である。日本は四季でそれぞれ卓越する気団が存在するので、整理してまとめると良いだろう。

問10 気温の逓減率
レベル:★★★★☆
空気が上昇する際と下降する際の気温の変化の差を利用した計算問題である。原理自体の理解も難しい分野で中学校の定期テストで出すには少々難しい内容だったと思われる。「フェーン現象」は入試でも問われる用語なので、覚えておきたい。計算問題はこのテストを機にマスターできると良いだろう。

問11 天気図の読み取り(変化)
レベル:★★☆☆☆
日本の3日間の天気の変化を天気図から読み取る問題。偏西風の影響で西から東に天気が変わることを知っていれば解けた大問である。難易度はそこまで高くない。

問12 火成岩の構成
レベル:★★★☆☆
火成岩の成分について問う問題。斑状組織・等粒状組織の違いは教科書でも強調されており、テストにも出題されやすいので重要だ。ドリルに取り組めば解答できた大問である。ただ、最後の岩石のでき方を調べるモデル実験法の問題は教科書の内容から少し外れている論述で難しい。

問13・14 火山・化石
レベル:★★☆☆☆
火山の種類や特徴について問う問題。これも教科書で強調されている内容であり、ドリルの問題を解くことで対策できただろう。地学の基礎部分になるのでしっかり復習をして知識を定着させよう。化石も有名な種類は図形と名前を結びつけて覚えよう。

問15 堆積作用
レベル:★★★☆☆
海での土砂の堆積による地層の問題。堆積の問題は応用問題が多く、頭の中で順番を組み立てる必要があり難しい。ただ、パターンは限られてくるので、問題数をこなすことが非常に重要である。

問16 地層
レベル:★★★★☆
難易度が高い。地層の形から歴史を想起し論述させる問題が出題されている。この問題では、大門の問題文と小問の問題文を丁寧に読み込むことが図の理解に役立つ。問題文と図形は相互に説明しあう関係にあるので、両方を行き来しながら問題を理解しよう。

問17 授業・時事・常識問題
レベル:無し
授業で取り上げた教科書外の内容や、一般常識を問うている。直接な対策はないが、普段からニュースを見ることや図鑑を参照する中で理科に関する情報は手に入れることができる。テストで占める割合は低いが、入試でも聞かれることがあるので普段からアンテナを張っておこう。